「腰が痛いけど運動する時間がない!」
「仕事に夢中で気付いたら身体がガチガチになってしまった。」
こんな経験はありませんか?
今回は理学療法士として働く私が経験を活かして、時間がない人の腰痛対策を記事にしました。
この記事を読んで取り組むことで時間がない人でも腰痛から逃れることができるはずです。
結論から言うと、運動する余裕がないならば周辺の環境を変化させましょう。
なぜなら仕事での腰痛の原因は運動不足ではなくて、同じ姿勢をとり続けていることが多いからです。
つまり同じ姿勢をとり続けないように対策をすることで腰痛から解放できるのです。
ポイントは自分を変えるではなく、環境を変えることです。
記事の中で時間がない人の腰痛対策として3つの方法を提案しています。
時間に余裕のある人は慢性腰痛化を予防しましょう
この記事を読んでいる方の中には時間を作れる人もいるでしょう。
そのような人は慢性腰痛にならないよう努力をしましょう。
慢性腰痛になると痛みを身体(脳)が覚えてしまい、痛みの改善が難しくなります。
予防方法としては、ストレッチや筋トレで柔軟性を改善や筋力強化をすることです。
また、長時間同じ姿勢をとり続けないようにタイマーなどで時間を調整したりしましょう。
もちろん、下記の方法を併行することで腰痛対策ができますよ。
時間がない人の腰痛対策
時間がない人は仕事場の環境を変えることが腰痛対策となります。
なぜなら、腰痛は長時間の作業姿勢が原因であることが多いからです。
時間を何とか作ってマッサージやスポーツジムに通ったところで長時間の作業姿勢が変わっていなければ再び腰痛が出てしまいます。
つまり、原因となっている作業姿勢を解決する必要があるのです。
実際に理学療法を受けに来られる方にストレッチや自宅で行える運動指導をお伝えしますが、次に来た時は仕事(または家事)で運動する時間がないため腰痛が改善できていない人が多いです。
そのため、私は仕事内容や作業環境を聞いて、環境に対しても指導をするようにしています。
3つの対策方法
ここでは3つの対策を紹介しますね。
今回の対策はデスクや椅子などの仕事・作業環境を変えること。
単純に作業しやすいものに買い替えるかまたはクッションや足台など少し工夫をするだけで環境は変えることができます。
では見ていきましょう!
スタンディングデスク
仕事の腰痛のほとんどは座り続けていることが原因であることが多いです。
そこで、作業デスクの高さを調整できるようなものに変えることで立って作業する時間、座って作業する時間と違う姿勢をとることができます。
仕事を始まる前に立ち作業の工程と座り作業の工程を決めておけば工程ごとに姿勢を変えられるでしょう。
難しい場合はタイマーで同じ姿勢をとり続けないように時間をコントロールしていく方法も良いですね。
調べるとスタンドディスクには様々なタイプがあります。
仕事場の作業スペースや使うものによって選びましょう。
一方、コンパクトのスタンディングデスクは在宅ワークでの利用が効果的ですよね。
価格:5,980円 |
上記で挙げたものはデスクが小さいので、部屋の隅に置いておいても邪魔になりにくいです。
仕事以外にも本を読んだり、一時的に物を置きに利用することができます。
使用しないときはインテリアとしても悪くないかもしれません。
ランバーサポート
新しくデスクを買う余裕や場所がない人はランバーサポートがおすすめです。
腰痛対策として腰の負担を減らすことが大事です。
ランバーサポートとは名前の通りに腰部を支持するもので腰の負担を減らすことができます。
背もたれ付きの椅子であればほとんどのランバーサポートが使用できます。
例えばですが、背もたれの腰の部分が開いている場合は下記のランバーサポートがいいかもしれません。
チェア用ランバーサポート ≪サンワサプライ≫ SNC-LUMBAR 【離島 発送不可】 価格:1,890円 |
腰部分に充てることで負担を減らすことができます。
こちらは大きめのタイプで背もたれが腰まであるタイプの椅子にも使うことができますね。
価格:2,680円 |
椅子に取り付けて動かないようにするベルト付きが個人的におすすめです。
調べていると蒸れにくさも評価のポイントとして挙がっていたので、上記以外にも自分に合うランバーサポートを見つけてください。
理想的な座位姿勢環境を作る
今ある椅子やデスクのままで変化をつけるのであれば椅子やデスクの高さを理想的な位置に調整しましょう。
なぜなら、理想的な座位姿勢=効率の良い姿勢だからです。
《理想的な座位姿勢》
もし椅子が高くて足が浮いてしまう場合は椅子を低く調整するか、厚めの雑誌などで足台を作りましょう。
低すぎる場合は座面にクッションを入れて調整しましょう。
こんなクッションにも様々なものがあります。
下記を参考に自分に合うクッションを見つけましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は腰痛を治したいのに時間がなくてマッサージやジムに行けない人に対して、理学療法士の私が対策方法を提案しました。
最後におさらいをしましょう!
今回お伝えしたいことは2つです。
1つは自分を変えるのではなくて環境を変えてみる。
マッサージや運動などの身体を変える時間を作り出せない人が読んでいるかと思います。
時間を作れないのであれば別の方法で介入していく必要があります。
それが仕事や作業場での環境を変えるという方法です。
腰痛となる原因から解決してしまいましょう。
2つ目は環境を変えるための3つの提案です。
・スタンディングデスクを利用する
・ランバーサポートを使用する
・理想的な座位姿勢を作る
上記3つの腰痛対策を提案しました。
環境を調整することで時間がない人でも腰痛対策をとることができます。
是非、この記事を読んだ後に実践してみてください。
以上、「腰痛があるのに仕事が忙しくて運動する時間がない人のある対策法」でした。