〇理学療法士って給料が高くないの?
〇国家資格をとったのに稼げないの?
〇理学療法士って働き続けられる?
こんな悩みを解決できる記事を用意しました。
せっかく国家資格をとったのにこんな話があれば将来が不安ですよね。
この記事を読むことであなたが理学療法士として働く不安が解消できるはずです。
結論から言うと、給料は経験年数の浅い時は一般企業と大差はないですが、その後の伸びが鈍くなります。そのため、給料が安く感じてしまうのです。
しかし、理学療法士の経験や技術はとても魅力的なんですよ!
なぜなら、理学療法士としての知識や技術のほとんどは知的財産となり将来の自分や周りの人にも役立ちます。その技術と知識は人間が相手なら活かすことができるからです。
そんな理学療法士の問題点ですが、世界中で進んでいるIT技術の流行についていけていないのです。
医療の世界でもオンラインでのリハビリや情報発信も増えましたが、今のところ仕事相手がネットを使いこなせない高齢者であることが多いためIT技術が使いにくいのが現状です。
そのため、IT関連の企業と差がついてしまうのです。
この問題点を解決するために、今からあることをしていれば将来役に立つかもしれません。
あることとはブログやYouTubeなどを通して情報発信をしていくということです。
ネットと理学療法の情報発信をしていくことが私の続けている理由です。
詳しくは是非、読んでみてください。
給料が安くても私が理学療法士を続けられる理由とは?
実は理学療法士は経験年数が浅い時代は一般企業の同年代と比べて同程度か少し高い給料をもらえています。
ですが、残念ながら経験年数が増えても給料の伸びが鈍いのです。
これは医療保険のなかで給料が支払われている関係があります。
つまり、医療費がどんどん圧迫している今の日本では理学療法士も給料は上がりにくい状況なのです。
理学療法士の年収【厚労省発表】ボーナス・都道府県別・年齢別年収推移がわかるページ|年収ガイドを参考にさせてもらうと、
2019年の理学療法士の平均年収は全体で約410万円(平均月収:28万7500円 ボーナス:64万6400円)です。
年齢別にみると、男性の理学療法士20~24歳では319万円、30~34歳は423万円、40~44歳は488万円、50~54歳は582万円となっています。
20代のころと比べると50歳代で平均年収は上がっていますが、子育て世代の20歳後半~40歳代ではお金のやり繰りを考える必要があります。
ここが一番の不安ポイントですよね。
そんな中、私が続けている理由をいくつか挙げていきます。
目標がある
国家試験に合格し資格を取ったから終わりではなく、新たに目標を立ててその目標をクリアしていくことが大事です。
あなたは将来、どんな働き方をしていたいかと考えたことはありますか。
私の目標と考えを例えに書いていきますね。
私の考えとは今後はオンラインでのリハビリが簡単になる。目標はネットを使った理学療法の提供をすること。
具体的に言うと、現在の仕事内容はネットワークを利用せずに直接対面し運動指導することが多いです。
これは理学療法士が働く場所的にも主な対象者的に仕方がないことだと思います。
それでも数年後にはネットを使える方たちがリハビリを必要とされる年齢になってくると考えています。
お互いにネットが使えるとオンラインでリハビリを提供することも可能になると考えました。
つまり、ブログでの発信やYouTubeなどのネットワーク関連と理学療法を結び付けた働き方が目標になります。
この将来の姿(最終目標)を達成するためには小さな目標を立てていくことが大事になります。
そして私は役に立つと感じたことは誰かに伝えたくなる性分なためブログを選択しました。
今後もSNSやプログラミングなども試してみて仕事にどう活かせるか考えていきたいです。
将来の姿を想像して給料が上がらなければ違う目標を選ぶか、もっと良い方法を見つけるか考える必要があります。
参考:目標の立て方
今までの経験から改めて目標を立てるならどんな目標にしようか考えてみました。参考にしてみてください。
基本的に私の場合で想定したので、情報発信が主になると思います。
学生の場合
学生は知識も経験もないため、挑戦と情報共有を目標にしてみましょう。
例を挙げるとまずは自分なりの方法でテストを乗り越える。
良かった場合はその方法を友人や後輩に伝達していく。
悪かった場合はなぜダメだったのか反省点を考えてあげてみる。そして、勉強ができる人から教わりましょう。
高学年になれば、自分の勉強方法を後輩に伝えて後輩の成績を伸ばす。
伝達や情報共有するためには自分の中で情報がまとまっていないと伝えることができません。
上記の例を目標にして行うことで情報収集(インプット)・情報発信(アウトプット)ができるようになります。
社会人学生の場合
社会を経験しているため体験談や生活の工夫を目標にしてみましょう。
働きながらの場合は夜間学校に通う人が多いと思います。
そのため、資格取得達成の過程をSNSやYouTube、ブログなどで情報発信していきましょう。
昼間は働いている人の場合は時間が限られてきますので、過程だけでなく目指した理由や時間の使い方、便利アイテムなんかも紹介し、自分の体験をまとめていくのもありですね。
意外と求めている人はいるかもしれません。
新人セラピストの場合
自分の将来の姿を具体的に示せるようにしていきましょう。
理学療法士の資格を取った後の目標を立てて、達成までの過程を発信してみましょう。
分かりやすいのが、理学療法士の新人教育プログラムを終わらせる目標ですかね。
最短で終わらせる方法や効率よく終わらせる方法、受講しておくべきプログラム内容など目標達成までに体験した内容は皆が欲しい情報となっております。
終わったら、更なる専門領域(呼吸・循環など)や他の資格を目標を掲げてみましょう。
中堅セラピストの場合
今までの経験を発信していきましょう。
理学療法士として働いているだけでも色々な経験を積みます。
その中で疑問に思ったことや、話したいことをまとめてみましょう。
みんなが同じように考えていることはありえません。あなたの情報発信で何かに気付くことがあるはずです。
また自分なりの考え方や臨床力が身についてきたと思います。
基礎ができてくれば応用ができるように、自分なりの理学療法が見つかるはずです。
色々な経験を掛け合わせて自分だけの理学療法を発信してください。
給料は低いが生活できないわけではない
たしかに給料は高くはないですが、生活ができないわけではありません。
少し工夫をすれば十分生活は可能ですし、理学療法士として働くメリットもあると感じています。
働く場所にもよりますが、他業種の友人と比べて残業が少ないです。
つまり、仕事後の予定も立ちやすいのです。
自由時間が増えれば自己投資のため勉強会参加や、家族・友人と楽しむ時間を作れます。
過去に私も「残業で行けなくなった」と断ることはないですね。
ただし、旅行などの贅沢は頻繁にはできないのは注意です。
自己投資としてお金に対する知識(マネーリテラシー)をつけて節税や無駄な出費を減らせるようにしましょう。
続けられなければ転職を考えよう。
国家資格をとったから無理してでも続けようは間違いだと考えます。
厳しいと感じれば転職を選択肢にいれましょう。
特に20代はチャレンジしていきましょう。
転職は2つの方法があると思います。
1つは理学療法士で違う場所で働いてみる、2つ目はもう理学療法士自体をやめて違う仕事をすることです。
2を選んだところで資格がなくなるわけではないのでダメだったら戻ってこられます。
どちらを選ぶにしても自分だけで転職活動をするよりは転職エージェントに登録して希望に沿った転職先を探してもらったほうが良いです。
理学療法士として活躍する場所を変える
給料が安いけど仕事は楽しくてやりがいを感じるという人は活躍する場所を変えてみるのが一つの手でしょう。
転職エージェントを使って、給料も上げつつ自分の興味をもつ分野で働ける場所を見つけられることが理想ですね。
興味がある分野だと、意欲は高いため知識や技術の吸収も早いです。
そしてスポーツや呼吸・循環など専門性を高めれば意外なところからオファーがあるかもしれません。
私が選んだ方法はこちらですね。
全く違う職業に就く
特に経験年数の浅い20代で給料や将来が不安だと考えている人は全く違う仕事に就くこともありだと思います。
他の職種に転職して、合わなければ戻ってこられるのは国家資格をもっている強みです。
また、他の職業を経験して「ここには理学療法の知識が必要だろうな」と感じることができれば、また理学療法士として働いた時に理学療法を提供できれば活躍の場が広がっていけます。
年齢が若いころはどんどん挑戦したほうがいいと先輩方が話されるのは失敗してもそれが成功の基になるということがあるからだと思いますね。
終わりに
この記事を読んで給料が安くても続けられる理由を見つけられましたか?
最後に復習として私がこの仕事をし続けている理由を話します。
1つ目が将来を想像して目標を立てているからです。
2つ目が高望みをしなければ生活できないわけではないからです。
社会の流れに身を任せるには楽ですが、金銭的なところで将来的に辛くなってしまいます。
辛さを乗り越えられるようにいくつか方法を持っておくことが大事です。
以上、給料が安くても私が理学療法士を続けている理由 でした。