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解剖学の学び方

【必見】解剖学の勉強はたった少しの興味・関心で楽になってくる話【理学療法士・作業療法士】

・解剖学は難しくて敬遠してしまう

・解剖学の勉強に興味があっても、専門用語や複雑な構造に苦戦する

・解剖学の勉強を楽しく続けるコツが知りたい

このような悩みを解決できる記事を用意しました。

解剖学は人間の体の構造を理解する上で重要な学問であるにもかかわらず、その難しさから敬遠されることが多いです。また、興味がある人でも、専門用語や複雑な構造に苦戦して、続けることができないという問題がありますよね。

この記事では、解剖学の勉強に苦戦している人に向けて、今すぐできる簡単なコツを紹介しています。私自身、理学療法士であり、実際に解剖学の勉強を経験した上で、その難しさを克服する方法を提案しました。

実は解剖学に興味・関心や好奇心を持つことで「苦手」から「楽しい」に変えられます!悩まれている多くの人は、解剖学が苦しいまま勉強をしているのではないでしょうか?

結論から言うと、「興味・関心・好奇心」を持つことが脳に良い変化を起こし苦手を克服できます。逆に言うと、苦手だと感じていると勉強時間も苦になり、記憶に結び付きにくなります。

精神科医でベストセラー作家の樺沢紫苑さんの著書には脳科学的に「好き」か「嫌い」かで勉強の効率が変わることを話しています。

今回の記事では「興味・関心・好奇心」を持つためのコツと、「苦手な解剖学を楽しく勉強するためのコツ」を解説していきます。この記事を読めば、解剖学の勉強の苦手意識が解消される、解剖学の勉強を楽しく続けることができるようになるでしょう。

解剖学の勉強方法のまとめ記事を書きました→簡単で効果的な解剖学の勉強方法

解剖学とは生物体の正常な形態と構造を研究する部門

まずは解剖学がどんな分野なのかを理解してください。解剖学は生物体の正常な形態と構造を研究する学問です。

細かくすると、植物解剖学と動物解剖学に分けられ、セラピストが勉強するのは動物解剖学の一部である「人体解剖学」になります。

解剖学は形態の奥に潜む法則性を発見し、個々の形態学的事象を整理し、系統立てることが本領となっています。

上記の説明は難しいので簡単に言うと、解剖学は人の身体を構成しているもの(骨、筋肉、神経、皮膚など)を勉強します。

解剖学の知識がないと身体の働きや運動を理解できないため、セラピストの学校では入学してすぐに解剖学の講義が始まるのです。

臨床では解剖学だけでなく、生理学や運動学なども並行して考えていますが、人の構造を学ぶ解剖学がまず根本にあると考えています。

つまり、骨や筋肉、神経、関節などが頭に入っていないと正常動作や神経、内臓の働きなどの理解が難しくなります。

「興味・関心・好奇心」を持つためには自分から行動すること!

この記事を読んでいる人の多くは解剖学の勉強が退屈だと感じていると思います。しかし、退屈に感じていると興味・関心・好奇心は刺激されません!

なぜなら、「退屈だと感じている」=「やらされている」からです。つまり、解剖学の勉強が楽しく感じるためには受動的になってはいけないのです。

自分から積極的(能動的)に「こうしたい!」「やってみたい!」と考えていくことで「興味・関心・好奇心」が刺激され、解剖学が楽しくなるのです。

積極的になるためには「自分の興味・関心をみつける」、「行動する」という2つの方法があります。

自分の興味や関心を見つける

自分自身が何に興味があるのか、何に関心を持っているのかを見つけることが大切です。趣味や関心がある分野を探してみる、他の人がどのようなことに興味を持っているのかを知るなどで見つけてみましょう。

解剖学で例えれば、筋肉をつけるための知識やトレーニングに興味があるか、他人の身体のアドバイスができるようになりたいなどから自分自身が必要とする解剖学の情報を見つけてみましょう。

行動することで関心を深める

見つけた興味や関心に対して、自分から積極的に行動することが大切です。また、自分から行動することで、自然と好奇心が湧いてくることがあります。好奇心は、新しいことを知りたいという欲求から生まれるものであり、興味や関心を深める上で重要な役割です。

例えば、興味を持った分野の書籍を読んでみたり、関連するイベントに参加したり、実際に体験してみたりすることで、関心を深めることができる。解剖学のための行動としては身体の構造を観察することや、教材を利用して自己学習をすることがあげられます。

特に読書は先人の知識を簡単に経験を知ることができるのでおすすめです。

初心者は読書で解剖学に興味を持とう

まずは一般書籍から読んでみよう

結論から先に言うと、初心者や素人解剖学に興味・関心・好奇心を持つためには一般の人向けに書かれた本を読みましょう!

なぜなら、専門家の人が一般の人に対して、簡潔に説明しているからです。つまり、素人でも分かるように工夫しています。

解剖学は分厚くて難しい言葉が並んだ教科書で勉強します。入学したての人がそんな教科書の内容だと難易度が高いです。

ロールプレイングゲーム(RPG)で例えると、レベル1の初心者がはじめからレベル3くらいの敵と戦おうとしている感じです。そこで、一般書を読むことで経験値を獲得し、解剖学の教科書の難易度に対応できるレベルにしましょう。

自分のレベルが上がって教科書や専門書の内容が理解できると勉強が楽しくなってきて「ここが知りたい」などの興味・関心・好奇心を持つことができます。

私が読んだ中で一般書でおすすめの本は「イラストでわかる骨・筋肉・神経のしくみ辞典 田中利和 ナツメ社」です。

著者は医師を35年経験しています。その本の中でこのような一文がありました。

病期や治療への理解が進むと、治療効果が上がり、回復のスピードも上がります。

イラストでわかる骨・筋肉・神経のしくみ辞典 田中利和 ナツメ社 p.7

そう感じた著者の田中先生は専門的用語で話すよりも一般の患者さんにも理解できるように身近で分かりやすい例えで説明しています

内容としては前半は骨・筋肉・神経・血管のしくみをイラストで車や川などで例えて解説しています。後半は上肢や下肢の不調、老化のしくみを同じように説明しています。

解剖学を理解するためには本の前半部分だけでも十分ですが、イラストや例えは分かりやすいため全部楽しく読めてしまいます。

イラストも多い一般書なので、一週間もあれば読み切れるのも魅力の1つですね。

入門書→専門書で知識を深めよう

一般書で解剖学を理解できて来たら、次のレベルに挑戦しましょう!先ほども書きましたが、専門用語だらけの教科書で勉強しても苦痛なだけです。

一般書→入門書→専門書(教科書)のように徐々に難易度を上げていくことで解剖学の苦手意識を克服していきましょう。入門書はこの本がおすすめです。

PT・OTの解剖学の授業で扱う項目をドリル形式でまとめた知識の整理ノートです

内容としては①図と表を使った穴埋め問題、②基礎問題、③演習問題(国試からの抜粋)と3段階の問題で構成されています。そのため、基本を把握しながら無理なく基礎学力を身につけられます。

また最新情報・知見や国試の傾向など改定を複数回行っており、定期的に内容もアップデートされています。

算数や国語のようにドリル形式で身体の構造を知ることができる書籍となっています。

この本は学校指定になっているところもあるほどの良い本です。学校の図書室にもあると思いますので、手に取って読んでみてください。

レベルが上がり達成感が得られると記憶力up!

達成感が得られると記憶力が向上します。なぜなら、楽しいときには幸福物質とよばれる伝達物質のドーパミンが分泌されるからです。

このドーパミンは分泌されると集中力を高め、記憶力を強化する働きがあります。

そのため、自分のレベルに合わせた内容から始めると記憶しやすくなり、効率が良く身につくことができるのです。楽しくなってくれば解剖学にさらなる興味・関心を持ちやすくなるはずです。

上記にも挙げていますがベストセラー作家で精神科医の樺沢紫苑さんはとても参考になります。一部を引用させてもらうと、

楽しみながら勉強をすれば、ドーパミンが分泌され、脳は集中力、記憶力を高め、「学習」に対してアクセルを踏みます。イヤイヤ勉強すれば、ストレスホルモンが分泌され、海馬の働きは低下し、記憶力が低くなる。脳にブレーキをかけるのです。

ムダにならない勉強法 樺沢紫苑 p.62 サンマーク出版

脳科学が専門の精神科医が書かれている本なので、説得力は抜群です。

苦手な解剖学を楽しく勉強するためのコツ

解剖学を苦手から楽しいに変えていくために5つのコツを伝えます。

  1. 解剖学の重要性を理解すること
  2. 視覚的に学ぶこと
  3. 実践的に学ぶこと
  4. 興味を持つ部位や臓器を選ぶこと
  5. 質問をすること

解剖学の重要性を理解する

解剖学は人体の構造や機能を理解するための学問であり、医療分野において重要な役割を果たしています。解剖学の知識を身につけることで、人体の仕組みを理解し、健康管理や疾患の治療に役立てることができます。

視覚的に学ぶ

解剖学は、人体の内部を視覚的に理解することがポイントです。図や模型を用いて、人体の内部構造をイメージしながら学習することで、より深い理解を得られます。

実践的に学ぶ

解剖学は、臨床現場で役立つ知識であるため、実践的な学習が重要です。症例を通して、解剖学の知識を実際に活用して問題を解決することで、解剖学の理解を深めます。

興味を持つ部位や臓器を選ぶ

人体の内部には多くの部位や臓器がありますが、自分が特に興味を持つ部位や臓器を選ぶことで、解剖学に対する興味を深めることができます。その部位や臓器に関する症例を学習することで、実践的な知識を得られます。

質問をする

解剖学は難しい分野であり、独学で勉強をしても疑問点や不明点が多くなります。自分で調べるだけでなく、講義や勉強会で積極的に質問することで、理解を深めることができます。

まとめ

この記事では難しくて苦手な解剖学は興味・関心・好奇心を持つことで解決できる話をしました。最後におさらいをしましょう!

  • 解剖学の勉強が退屈だと感じるのは解剖学を理解していないから。
  • 解剖学とは何かを知った後に解剖学に興味・関心・好奇心を持つことが大事。
  • 興味・関心・好奇心を持つ方法は勉強内容の難易度に自分のレベルに合わせること。
  • 達成感が得られると興味・関心・好奇心が得られやすくなる。

この記事を読んで早速、自分のレベルに合わせた本から取り組んでレベルアップしていきましょう!解剖学が分かれば他の勉強も楽しくなりますよ。

他にも解剖学の勉強や取り組みについての記事を書いています。是非下記リンクから読みにいってください。

【まとめ記事】 解剖学を克服! 学生からセラピストまでの効果的な6つの学習ガイド  解剖学の勉強方法が分からない方や解剖学が面白くないと感じている人に読んで欲しい内容のきじになりました。 この記事は臨床で使える解剖学を身につけるための勉強方法やアドバイスをするまとめ記事になります。 この記事を読むことであなたが学生でもセラピストでも解剖学の勉強方法や実際の活用方法を知ることができます。...

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aokazu
理学療法士10年目 整形外科クリニックで理学療法を行ってます。 今まで働いてきて思ったことや感じたことなどを伝えていきます。 私の疑問があなたの疑問を解決できることを目指していきます。