- 運動学って仕事にどのように役立つの?
- 実際の仕事で役に立つような運動学の勉強方法を知りたい!
上記の悩みを解決する記事を用意しました。せっかく頑張って運動学を勉強したのにその知識が仕事で使われないのはもったいないと感じませんか?
国家試験を合格するために勉強した知識を仕事でも使える方法があります。この方法は運動学を勉強した直後である新人セラピストのほうがより効果的です。だからと言って、経験者のセラピストはダメではなく、今までの臨床経験がアドバンテージになります。さらにこの方法を知ることでもっと運動学の知識を役立てるセラピストになれるはずです。
結論からいうと、①職場で先輩から教わる、②参考書(本)を買って勉強する、③研修会に参加する④リハノメのサービスを利用する(動画配信サービス)、の4つの方法を活用することです。
上記の方法で運動学が分かるようになると、評価や運動療法の考え方が柔軟になり、問題点を見つけることが的確になります。つまり、患者さん・利用者さんに合った評価・治療をすることで、効果的な介入ができるようになります。
この記事では身に付けるべき実践で運動学を役立てるための4つの方法をさらに詳しく解説していきます。運動学の勉強方法まとめは下記リンクから見てください。
身につけ方①:職場の先輩から教わる
臨床でも使える運動学の知識を身に付ける一番効果的な方法は知識を臨床で使っている人に直接聞くことです。この方法はコストパフォーマンスが高いです。なぜなら、間近で臨床を見ることができる、ほぼお金がかからない、職場で教えてもらえるため、他の方法と比べてお金と時間をかけずに済むからです。
特に新人セラピストは絶好のチャンス!
特に新人セラピストの場合は最大のチャンスです。なぜなら、先輩もあなたが知らないと理解しているので、あなたの悩みに対して分かりやすく解説をしてくれるからです。色々な考え方を先輩から教わっておきましょう。そうして臨床経験を重ねていくと自分なりの評価や運動処方が身についていきます。担当する患者さんや利用者さんが増えてくると自分の業務に追われてしまい、上司や先輩に聞く余裕がなくなるため、時間がある新人のうちがチャンスなのです。
成長につながる質問をしよう!
ここで大切なことは先輩への質問の仕方です。先輩が優しく教えてくれるかどうかはあなたの質問力です。参考書を読めば分かることを質問するのではなく、基礎的な知識を頭に入れたうえでその知識を臨床に活かす方法を教えてもらいましょう。そして、教えてもらったことを自分なりにかみ砕いて吸収できるように教わったことをメモして復習をしましょう。
ゼロから教わるのではなく、最低限の知識は準備しましょう。教えてもらったことに対していいリアクションができれば先輩も教えた甲斐があります。勉強の仕方が分からない場合は私の他の記事を参考になります。
身につけ方②:参考書で勉強する
学生時代と変わらず参考書で勉強する方法も有益です。学生時代はテストや実習に合格することの勉強が目的でした。しかし、臨床で働くための目的は、適切な評価や運動療法を選択し、効果的な理学療法・作業療法を提供するためです。
つまり、学生時代に勉強していた本と違い、実践的な評価方法や運動療法などの本を選ぶ必要があります。
参考書は自分のレベルに合わせて選ぶ
参考書を選ぶコツは自分のレベルに合わせることです。自分の知識にあっていない、または簡単すぎる参考書は意味がありません。試し読みをして読んでみたいと感じた本を選ぶと良いでしょう。また、読んでみて難しいと感じたら別の本に変えてみましょう。そのあとに再挑戦すれば読みやすくなっているかもしれません。
「運動と医学の出版社」の本はおすすめ
個人的には「運動と医学の出版社シリーズ」がおすすめです。この出版社から出てる参考書をお勧めする理由を6つ紹介します。
- 図や写真がカラーであることが多い
- 新人からベテランまで使える
- 有名な先生が著者
- 付録が魅力的
- DVDの販売もある
- 電子書籍もある
運動と医学の出版社の本を読んで、運動療法を知ってから基礎的な運動学を学んでいくトップダウンの勉強も方法の1つとしては有用です。
参考書は本を買うのに出費をしますが、購入してしまえば自宅でも読むことができます。また同僚間での貸し借りをするのも良いでしょう。
身につけ方③:研修会・セミナーに参加する
研修会・セミナーに参加する方法はいくつかあります。代表的なものは理学療法士協会のサイトで見つける方法です。他にも職場に研修案内が届いたりします。InstagramやX(旧Twitter)等のSNSでも見つけることができます。また場所によっては近隣の施設で集まって定期的に勉強会を開催しているところもあります。ウェブ上では「PT・OT・STnet」が多くの研修を掲載しており、全国の研修を見つけることができます。
実技の研修は自分の成長をより手助けしてくれる
研修会・セミナーの最大の特徴は開催場所に赴いて直接セミナーを受けることです。オンラインセミナーもありますが、触診や運動療法などの実技の研修は実際に体験して学ぶことで職場だけでは知り得ない方法を身に付けることができます。また、他の施設や病院からの参加者と一緒に研修を受けるということも良い刺激になります。
研修費を払って開催場所に向かうということは参考書の勉強や職場での勉強会と違いモチベーションが高くなりやすいです。講義を受けに行くので講師もその場にいるのが研修会に参加する大きなメリットです。つまり、質問があれば直接聞き、その場で受け答えをしてもらえるのです。オンラインセミナーや参考書では問い合わせができても返信に時間がかかります。
メリットとデメリットを把握しておこう!
上記のように研修に参加することであなたの成長に大きく手助けしてくれるでしょう。しかし注意点を挙げると、費用が高いこと、望む研修が遠方で参加しにくい場合があること、自分の希望と研修の趣旨がずれていることが挙げられます。参加する際は、自分のニーズや目的に合ったセミナーを選ぶようにしましょう。
研修参加するための心得はこちら→【反省を活かす】研修参加で後悔しないための3つの準備
身につけ方④:リハノメを活用する
「リハノメ」を利用して動画で勉強する方法をお伝えします。リハノメを有効に活用する方法は以下の記事にまとめました。
リハノメのサービスを利用して勉強するメリットは以下の4つです。
- 時間と場所を気にせず勉強できる:動画配信サービスを利用すれば、いつでもどこでも勉強することができます。
- 複数回再生が可能:動画配信サービスでは、動画を何度も再生することができます。アプリが使える携帯があればいつでも内容を復習することができます。
- コストパフォーマンスが良い:リハノメは、今までの研修やセミナーと比べて安価なので、費用を抑えることができます。
- 色々なトピックを提供:リハノメは、PTだけでなく、OT・STのトピックを扱った動画を提供しています。これにより、自分の興味に合ったトピックを選んで勉強できます。
リハノメの有効的な活用方法としては何から手を付ければいいか分からない場合です。参考書を買うにしても何を買ったらいいか分からない、先輩に何を聞いていいか分からない、どの研修に参加したほうがいいか分からないと上記の勉強方法でどうしたらいいか分からない場合はリハノメを活用してたくさん動画を観ましょう!
リハノメは一か月お試し登録があるので登録して一か月続けてみましょう。
楽しく勉強を続けるためのコツ
運動学は全体で見ると範囲が広く、難しい単語や記号が羅列するので、逃げ出したくなります。そこで、上記の勉強方法に加え普段の生活に下記のいずれか1つだけでも実践すると勉強を続けられるコツをお伝えします。
- 自分にとって面白いところから始める:運動学は幅広い分野をカバーしています。自分に興味のある分野から始めて、運動学に触れ続けることが大切です。
- 実践と座学のどちらも行う:運動学は理論的な内容と実践的な内容を組み合わせたものです。実際に運動をすることで、理論的な内容が理解しやすくなります。
- グループを組む:一人で勉強をするよりグループを組むことで、他の人と意見を交換することで運動学を勉強し続けることができます。また、一緒に学ぶことでモチベーションを高まります。
- 身体を動かしてみる:運動学は実際に運動をすることが大切です。積極的に実技練習に参加し、自分で運動をすることで理解が深まります。
- 発展的なトピックに挑戦する:運動学には多様なトピックがあります。発展的なトピックにも挑戦して、幅広い知識を得ることが大切です。
終わりに
実践で役に立つ運動学の勉強方法を4つ紹介しました。
①職場の先輩から教わる
②参考書で勉強する
③研修会・セミナーに参加する
④リハノメを利用する
上記4つを解説しました。1つだけを有効に活用するよりも使えるなら全てを上手く活用しましょう!なぜなら、運動学を身に付けることができれば理学療法士・作業療法士としての臨床の幅が広がっていくからです。
この記事を読んだ今から実践していきましょう。他の運動学の勉強方法を下記にまとめました。