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生理学の学び方

【意外と知らない】参考書を有効に使った生理学の勉強方法とは?

この記事はこんな人におすすめです
  • 生理学ってどうやって勉強すればいいの?
  • 生理学の参考書はたくさんあるけど自分に合う参考書の選び方を知りたい!
  • 生理学の参考書を上手く活用して勉強できるようになりたい!

上記の悩みを解決できる記事を用意しました。理学療法士や作業療法士にとって、生理学は臨床で活躍するために重要な基礎科目です。生理学を理解すると、患者さんの評価、治療計画の立案、治療の効果を評価することに役立ちます。また、学生も国家試験を合格するためには理解しないと点数がとれません。

理解しやすい生理学の勉強方法は、各人によって異なるかもしれませんが、今回は参考書を使った勉強方法について説明して、あなたの生理学の勉強方法の手段を1つ増やします。

他の勉強方法も下記で紹介しています。詳細を知りたい人は下記の記事も読んでください。

【生理学まとめ】タメになる!生理学が楽しく覚えられる勉強法 生理学が楽しくないから勉強が続けられない 理学療法士・作業療法士として臨床で働くときに生理学の必要性を感じない 生理学...

範囲が広いため優先する領域を確認しよう

理学療法士・作業療法士にとって優先すべき必要な生理学の領域を確認しましょう。生理学には、神経生理学、筋生理学、循環生理学、呼吸生理学、消化生理学、代謝生理学、内分泌生理学、腎生理学、免疫生理学、および生殖生理学があります。特に理学療法士が優先すべき必要な生理学の領域は、以下のようなものが考えられます。

  1. 運動生理学:運動の生理学的なメカニズムを理解することは、患者さんの運動能力を評価し、運動療法を行う上で重要になります。
  2. 筋骨格系の生理学:筋肉、骨、関節などの組織の生理学的構造と機能を理解することは、患者さんの運動能力を回復させるための治療計画を立てる上で必須になります。
  3. 神経生理学:神経系の生理学的機能と疾患についての理解は、神経損傷や神経疾患に対する治療を行う上で不可欠になります。
  4. 循環生理学:循環系の生理学的機能と疾患についての理解は、循環器系の問題を治療することももちろん、運動頻度や運動強度を決定する上で必要になります。
  5. 呼吸生理学:呼吸器系の生理学的機能と疾患についての理解は、循環生理学と同様に呼吸器系の問題と運動耐容能(体力)を理解し、治療するためのアプローチを決定する上で必要となります。

特に上記5つの生理学の領域は、運動療法をしたい理学療法士・作業療法士が患者さんを評価し、治療プランを立案する際に重要な役割を果たします。

注意点としては、あくまでも優先すべきだけであって上記で挙げなかった生理学の領域を勉強しなくていいわけではありません。人間の身体の構造(解剖学)を知って、機能(生理学)を理解することで的確な運動療法が行えるようになります。

自分に合った有益な参考書をみつける3つのポイント

勉強する参考書をどうやって選ぶかも重要です。参考書を選ぶ際には、以下の3つのポイントに注目します。

  1. 信頼できる出版社や著者から参考書を選ぶこと
  2. 図やイラストが豊富で、分かりやすく説明が載っていること
  3. 問題集が付属していること(自己評価や復習に役立ちます)

信頼できる出版社や著者から参考書を選ぼう

新人や勉強に不慣れな人にはどこの出版社が有名であるがどうか分からないかもしれません。出版社で選ぶ方法はある程度の経験を積んでから自分のお気に入りを見つけることが良いでしょう。

逆に新人や初学者は著者から参考書を選ぶと良いでしょう。インターネットで書籍を検索すればたくさんの生理学に関する本が出てきます。検索していく中で、同じ人がたくさんの本を出版していることに気付きます。

たくさんの本を出版しているということはその著者は様々な実績があります。その実績は権威性があったり、説明が分かりやすかったりと周りからの評判が良いから生まれる物です。そのため、たくさん出版している著者の本は分かりやすい本である可能性が高いのです。

図やイラストが豊富で、説明の理解しやすいものを選ぼう

web上では難しいですが、書店で本を見たときに図やイラストが豊富なものを選びましょう。図やイラストがあると視覚的にも理解しやすく、記憶に残りやすくなります。

また、文章の書き方や例え話などで説明が分かりやすいと、理解がしやすくなるうえに楽しく勉強できるようになるでしょう。

問題集が付属しているものを選ぼう

勉強した内容を理解できているか確認するために問題集付きの参考書を選ぶのも1つの方法です。意識してほしいことはすぐに問題の答えを見るのではなく、テスト同様に自分で考えて答えを出すことです。

問題集付きの参考書は特に国家試験対策の参考書で有用ですが、普段の勉強で集も、問題集があるとメリハリがついて集中できるようになります。

学習を効果的に進めるための4つの手順

自分に合った参考書が見つかり、学習を進める場合、以下の手順に従って勉強すると効果的です。

  1. 概念を理解するために、分かりやすい例や図を見つけることが大切。
  2. 理解した内容を確認するために、自分自身に質問をすることが重要。例えば、「なぜこの現象が起こるのか?」、「この現象はどのように治療に関係しているのか?」など。
  3. 参考書に付属する問題集を活用して、自己評価や復習を行うことが大切。
  4. 理解が深まるまで、同じトピックについて何度も読み直すことが重要。

初心者にもおすすめの出版社を2社紹介

ここでお勧めする出版社の書籍は理学療法士・作業療法士の初心者はもちろん、ベテランの人でも復習に使えるため自分の悩みが解決できるものです。数ある出版社の中で私の経験から2つの出版社を勧めます。

この2社を勧める理由としては、上記で述べた「自分に合った有益な参考書をみつける3つのポイント」の3つのポイントをクリアしているからです。

①医歯薬出版

出版社医歯薬出版
特徴医学・歯科医学・栄養学・臨床検査学・薬学・リハビリテーション医学・看護学・介護・ケア・東洋医学など、医療や健康にかかわるさまざまな領域において出版活動を行っている医学書総合出版社。創業は1921年(大正10年)1月であり、約100年の歴史を持っている会社。
お勧めの書籍理学療法士・作業療法士 PT・OT基礎から学ぶ 生理学ノート 第3版
お勧めする理由基礎から学ぶ○○シリーズはPT・OTの授業で扱う基礎科目について,ビジュアルなイラストや図表を用いて「ドリル形式」でまとめた知識の整理ノートです。最新の書籍では国試の傾向に合わせて問題を変更しているから。

②運動と医学の出版社

出版社運動と医学の出版社
特徴理学療法士や柔道整復師向けにリーズナブルで分かりやすく、かつ実践にも役立つ書籍を中心に出版している。
お勧めの書籍運動器疾患の機能解剖学に基づく評価と解釈 上肢編
お勧めする理由新人からベテランまで幅広く役立てる本を出版しています。イラストや写真での説明も多く、他の専門書籍と比べて格段と読みやすいです。テーマも絞っているため、選ぶ側としては求めているものが分かりやすく期待通りの結果が得られると思います。

参考書での勉強は3つのメリットがある

参考書を使って勉強することには他の勉強方法と比べて以下のようなメリット・デメリットがあります。

メリット
  • 体系的な知識を獲得できる:参考書は、専門家によってわかりやすく、まとめられた知識を提供してくれます。生理学のように、広範な知識を理解する分野においては、まとまった知識をわかりやすく獲得することが大切です。
  • 知識の検証が容易:参考書には問題集やテストなど、自己の学習状況を確認する検証ツールが含まれることが多く、自己学習の成果を確認できます。
  • 自己学習がしやすい:参考書は、自分のペースで学習することができます。自己学習かできる人や、時間が限られている人にとっては特に有用です。
デメリット
  • 情報の更新が遅れる:参考書は出版されるまでに時間がかかり、最新の情報に追いつくことができないことがあります。特に、医学の分野は、情報が更新される速度が速く、最新の情報については参考書だけでは追いつけない場合があります。
  • 理解不足の危険性がある:参考書は、理解できる内容については非常に役立ちますが、理解しきれない部分もあります。そのため、自己学習に不慣れな場合は、理解が不足する可能性があります。
  • 問題解決能力の向上が難しい:参考書は、知識を提供するだけであり、実際の問題解決には直接的には貢献しません。問題解決能力を向上させたい場合には、実際の問題に取り組むことが必要です。

メリット・デメリットを理解し、参考書を上手に活用しながら、自分に合った勉強法を見つけていきましょう。特にデメリットはグループディスカッションや実習を行うことで参考書の不足分を補っていきましょう。

他の勉強方法は以下の記事を読んでみてください。

【生理学まとめ】タメになる!生理学が楽しく覚えられる勉強法

終わりに:自分に合った勉強方法を探そう

勉強の方法には個人差があります。そのため、上述したように自分に合った勉強法を見つけられることが重要です。

参考書以外での勉強方法だと例えば、動画を視聴する、先輩や先生から教わる、グループで学習するなど、様々な方法があります。自分に合った勉強法を見つけるために、試行錯誤することが大切です。

他の勉強方法を知りたいよという人は下記の記事を読んでください。

【生理学まとめ】タメになる!生理学が楽しく覚えられる勉強法 生理学が楽しくないから勉強が続けられない 理学療法士・作業療法士として臨床で働くときに生理学の必要性を感じない 生理学...

生理学は体系的な学問であり、分野ごとに関連性があります。したがって、一つの分野を勉強する際には、解剖学や運動学など、他の分野の知識も必要となる場合があります。

最後に、時間管理についても言及しておきます。生理学は広範囲にわたる学問であり、一度に全てを覚えることはできません。したがって、計画的に勉強することが必要です。週に何時間かを生理学の勉強に割り当てて、定期的に復習しましょう。また、試験や実習に向けては、適切なタイミングで復習することも大切です。

以上が、理学療法士が参考書を有効に使う生理学の勉強方法についての解説でした。生理学を理解することは、患者さんの治療につながる重要なステップです。そのため、効果的な勉強方法を見つけて、しっかりと理解していきましょう。

ABOUT ME
aokazu
理学療法士10年目 整形外科クリニックで理学療法を行ってます。 今まで働いてきて思ったことや感じたことなどを伝えていきます。 私の疑問があなたの疑問を解決できることを目指していきます。