ことわざにある『早起きは三文の徳』は本当のようです。
一日の中で集中する時間を朝に調整することで短時間で効果的なパフォーマンスを発揮できます。
実際に私は大学時代、電車、バスを利用して通学に2時間かけていたため必然的に早起きしていました。
どうやら、朝のパフォーマンスが他の人との差をつけていたようです。
今回、紹介する本は社会人になって読みましたが、内容が大学の頃の勉強法と似ていました。
そのため、私の大学時代の勉強方法も織り込みながら紹介してきます。
脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術
今回紹介する本は精神科医が書いており、脳科学的に効率的な時間の使い方を教えてくれています。
凄く読みやすく、難しい言葉で説明はしてません。
よく書店で見る『時間術』の中でも集中力の高い時間を有効に使う方法を知るのがこの本の特徴です。
脳のゴールデンタイムに集中する作業をする
人間の脳は起きてすぐは脳が疲れてなく、脳内が整っている状態でパフォーマンスが一日で最も高いです。
パフォーマンスの良い時間を脳のゴールデンタイムと言います。
脳のゴールデンタイムに集中する作業をすると、他の時間で行う作業よりも2倍以上効率よく行うことが出来るのです。
集中が必要な作業を脳のゴールデンタイムに当てて他の時間に非集中作業を行うと効率のよい時間が使えます。
集中作業…論理的な作業、文章執筆、語学学習、重要な書類作り
非集中作業…メール、電話、コピーをとる、会議、打ち合わせ、資料や本に目を通す
上記参考にならって、脳のゴールデンタイム内にやるべきこと・やらないことを前日から決めておくことで1秒も無駄にならずに活用できます。
私の場合は学校が遠かったため早起きして自転車と電車で移動していました。
自転車で移動(軽い)運動をした後に電車の中で読書をすることが習慣となっていました。
1時限目に授業がなくてもなるべく同じ時間を出て午前中は図書館や校内で勉強や読書をしていました。
そのため、脳のゴールデンタイム内で作業を行えており、高いパフォーマンスを発揮できていたのです。
リフレッシュして集中力回復
脳のゴールデンタイムの集中力が100%だとすると、午後は70~80%程度に下がります。
さらに疲労感や睡眠不足などがあればもっと下がります。
100%→120%は難しいですが、70%→90%はリフレッシュの仕方によって回復することが可能です。
最も簡単な方法は「睡眠をとる」ことです。
目を閉じて脳を休めることで朝のゴールデンタイムと同じように脳内が整います。
休憩時間に目を閉じることだけでも視覚刺激が少なくなり脳が休めるのです。
睡眠をとることで午後も高い集中力で作業が出来ます。
私の場合はもともと昼寝好きでした。
きっかけは、中学生のころからアメリカバスケ鑑賞が好きで、選手が昼寝をしているというニュースを見てから真似をしました。
昼食後は最低15分は目を閉じることを心掛けていました。
病院実習中でも昼休みはトイレの個室で目を閉じていることもありました。
運動して集中力回復
午後や夜にも集中して作業をしたい場合は運動を行いましょう。
時間として有酸素運動を60分~90分。
その後は朝と同様の高い集中力で作業を行うことが出来ます。
「有酸素運動」をすることで、BDNF(脳由来神経栄養因子)という脳を育てる物質が分泌され、意欲を高めるドーパミンという脳内物質も分泌されます。
「脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術」より引用
上記の内容も精神科医らしく医学的な分野から根拠を示してくれています。
大学時代は先述しているような朝の自転車移動をしていました。
それ以外では、昼食後の時間はどうしても眠くなることが多かったので空き時間の時は実技の練習をして体を動かして覚えていました。
できた自由時間の使い方は?
効率よい時間の使い方が出来ると一日1、2時間は自由な時間が取れるようになってきます。
この自由時間をどう活用するかがポイントです。
自由時間で「会社の仕事」や「学校の勉強」をするのは間違った使い方です。
なぜなら、時間術を使ってできた自由時間に仕事や勉強をしてしまうとストレスがかかり、精神負荷となります。
この自由時間は「自己投資」や「能動的娯楽」など普段の仕事や勉強以外に使いましょう。
能動的娯楽…読書、スポーツ、楽器の演奏など
受動的娯楽(テレビをみる、ゲームなど)は時間の浪費です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
時間を効率的に活用することで一日をより充実した日に出来ます。
一日1時間、自由時間が取れる時間術を1年行うと365時間を自由に時間を使うことが出来ます。
一日は24時間ですから1時間の時間術で15.2日分を余計に1年楽しむことが出来ます。
今回おすすめした「神・時間術」の内容は上記の内容をもっと深く、わかりやすく、具体的に書かれています。
例えば…
- 雑念排除の方法
- 制限時間仕事術
- 脳のゴールデンタイム術
- 午後のリセット術
- 並行仕事術
- 自己投資・リフレッシュ術
何個か目次をピックしてみましたが、どれも面白いです。
是非、手に取って読んでみてください。
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