- 資格を取って就職したけど、どうやって患者さんに治療していいか分からない。
- 学生の時に行っていた評価だと長くて時間がかかる。
- 成長している実感が欲しい。
- 効果の出るテクニックを知りたい。
上記のようなセラピストの悩みを解決するような記事を書きました。この記事は私と同じ理学療法士に限らず、作業療法士や言語聴覚士、柔道整復師の人にも読んで欲しい内容です。
特に新人の時は多くのことが初めてで大変ですよね。臨床において、患者さんにどのような治療を行えばいいか分からない人は多いです。
私も新人時代にバイザーに「治療方法を教えてください」と聞き、答えを求めましたが自分の納得いく答えが来ませんでした。そんな経験をした私が効果的に自分が成長できるシンプルなテクニックをお伝えします。
この記事を読んで治療が行えるようになると成長を実感し、やる気が満ちていくでしょう。結果が出ると、自分も嬉しいですし、相手も満足、職場としても質が向上して一石二鳥どころか一石三鳥になります。
当たり前かと思うかもしれませんが、目の前の悩んでいる人の問題を解決していくのが成長できる重要なポイントです。この記事を読んでぜひ実践してみてください。
テクニックはオンライン学習で身に付けることもお勧めです。「リハノメ」は1000本以上の動画があり、登録すれば見放題です。以下のリンクから登録しましょう。
成長への近道は目の前の問題を解決すること
理学療法士や作業療法士として働いていると、必ず悩める相手がいます。
悩みの内容は人によって異なります。例えば、家の中で歩けないこと、または外で歩けない。あるいはベッドから立てないこと、床から立てないなど、各々が違う悩みを抱えてあなたのもとにやってきます。
問題点や原因は人によって違いますが意外と「あるある」なエピソードが聞かれます。そのため、目の前の悩みを解決すると別の人の悩みの解決にも有効な場合があるのです。
悩みを解決して経験値を貯めていくことが成長に繋がっていきます。ここでは3つの悩みパターンを見ていきます。
- 患者さん・利用者さんの悩みを解決
- 同期や後輩の悩みを解決
- 家族や友達の悩みを解決
患者さん・利用者さんの悩みを解決
我々セラピストの場合は、一番接する相手ですね。回復期リハビリでは退院の条件などもソーシャルワーカーさんが聴取している場合があるので、問題点が分かりやすく考えやすいですね。
外来リハビリや通所リハビリの場合は膝痛や腰痛などの大きな問題の他に冷え性や浮腫み、足がつりやすいなど治療部位以外の悩みも聞かれることが多いです。
入院または通院・通所している一番の問題を解決することが優先です。ですが、相手の一番の悩み以外の悩みも解決できると信頼感は良好になりますよね。
- 「立つときに足に力が入りにくい」
- 「朝、起き上がるのが大変」
- 「足が浮腫む」
- 「歩くのが遅くなった」
…などなど
同期や後輩の悩みを解決
同期や後輩は先輩・上司と比べると気軽に話せますし、相談や悩みも受けやすいです。同期や後輩と何げなく話した悩みを解決することで同じ悩みを抱えたときの対策が立てやすくなります。
悩みを解決することを繰り返していくと、勉強会みたいなものに発展していき、更なる成長が期待できるかもしれません。業務で行う勉強会ではないため、楽しく勉強することで気持ちも前向きになれます。
- 「指示が入りにくくてうまく成果が出せない」
- 「どんな治療アプローチをしていいか分からない」
- 「退院するための調整や介護保険領域との連携がわからない」
…などなど
家族や友達の悩みを解決
特に、外来の整形外科やクリニックに通院されている患者さんは日常生活の問題が重なって大きな病気やケガに繋がっている可能性があります。その時は職場以外の友達または家族の話を聞いてみましょう。
上記のような悩みを解決できる知識は将来、予防セラピストの領域で働きたい場合は大切な知識になりますね。
- 「最近、浮腫むようになってきた」
- 「肩こりがひどい」
- 「何もしなくても腰が痛い」
…などなど
解決するための3つの手段
上記で挙げられた悩みを解決していくことで知識量が増え対応できることが増えていきます。以下に解決するためには3つの方法を紹介します。
- 上司や先輩に相談する
- 自分で調べる
- 研修会・セミナーに参加する
上司や先輩に相談する
自分で調べるより上司や先輩に聞くと自分では思いもしなかった解決方法や意見を貰うことができます。なぜなら、経験値が全然違うからです。上司や先輩に相談することで以下のメリットが得られます。
- 上司・先輩の経験と知識の共有
- 学習と成長の機会
- コミュニケーション強化(協力関係の構築)
- 自信の向上
- ミスの回避
- 意思決定の裏付け
たとえ普段は頼りなさそうな先輩に見えても、経験があるため臨床となるとリスク管理や治療内容は新人よりも的確です。この知識を借りないのはもったいないです。
ただし、聞く内容としては仕事や対応などの実体験を通してできた悩みにしましょう。整形外科テストや関節運動などの基礎的な質問内容は自分で調べたほうが早いです。
問題点→自分なりの工夫でアプローチ→効果なし→アドバイスをもらう、という順番が望ましいですね。
上手く相談できることで上司や先輩が協力的になってくれます。様々な場面でアドバイスを貰えれば、早く成長をすることができます。
自分で調べる
自分で調べることは以下のようなメリットがあります。
- 学習の促進
- 情報の選別能力の向上
- 問題解決能力の向上
- 時間の節約
- 個人の関心に合わせた学習
- 自己解決能力の向上
ネットが普及した現代ではスマホやパソコン一つで簡単に調べることができます。しかし、ネットの情報はすべてが正しい訳ではなく、鵜呑みにしないように注意が必要です。
ネットを活用する方法としては、ネットで簡単に調べて目星をつけてから専門書などで確認していくとスムーズです。ブログや会社や病院のサイトだけでなく、文献を読むと意外と探していた情報が見つかることがあります。
なぜなら、膝が痛いや歩きにくいなどの多くは良くある悩み事なので、誰かしらが研究しているからです。
検索しても見当たらない場合は自分で研究してみるのも1つの手ですね。このサイトでも片脚立位などの記事は過去に書いているので、参考にしてください。
→片脚立位の評価
研修会・セミナーに参加する
技術的な問題な場合は研修会やセミナーに参加する方法です。研修はあらかじめ学びたい内容を優先しないと終盤で疲れてしまいます。以下に研修会やセミナーに参加するメリットを挙げます。
- 専門知識の獲得
- スキルの向上
- 他の職場のセラピストとの交流
- 他の人の経験共有
- 新たな視点の獲得
- 職場への還元
自分が何に悩んでいて何を解決したいのかを絞ってから参加したほうが有意義な時間を過ごせます。時間があれば、臨床上の悩みを講師の先生に聞いてもらうのも1つの手です。
講師の先生は話すのが好きな人が多いので、喜んでアドバイスをしてくれると思います。研修会やセミナーは費用が掛かるので、参加する際はしっかり準備をして臨みましょう。
研修に参加するためには時間とお金が必要です。リハノメでは定額でプラン期間内であれば配信されている動画が見放題になっています。PTだけでなく、OTやSTの動画もあるため、きっとあなたの悩みを解決してくれるはずです。
まとめ
今回の記事では新人で悩んでいるあなたにシンプルに成長できるテクニックをお伝えしました。
最後におさらいをしましょう。
1.周りの人の悩みを解決しましょう。
- 患者さんや利用者さん
- 同期や後輩
- 家族や友達
2.3つの方法で解決策を見つけよう
- 上司・先輩に聞く
- 自分で調べる
- 研修会・セミナーに参加する
この記事は私が新人の頃に悩んだことを思い出しながら書きました。同じ悩みを抱えている人がきっといるはずです。そんな人の解決の糸口となれれば嬉しいです。
以上、【新人セラピストへ】目の前の問題を解決!成長を実感するシンプルなテクニックでした。